「平和の行動を探る旅です」
[2017.07.22]
【テーマ】、【 進化社会学(世界市民の住む社会) 】です。
副題は「進化経済学から進化社会学」です。
下の絵は、「技術革新」が中央にあります。
現代の経済は基本的に新自由主義経済で「利潤の追求」です。その絵は後に出てきます。
ここでは、「資本主義の限界」が叫ばれている昨今ですから、経済が「便利さ」を求めて動いていると考えての絵です。
若干経済自体が進化し人間的(社会的)社会を目指し始めた想定です。
進化の要素は点線括弧で補足してみました。
この「進化経済学」から「進化社会学」を考えています。
それは、経済とは別に「社会」の中心は「利潤」や「便利さ」よりも、「暮らしやすさ」があります。
「暮らしやすさ」は環境もありますが、「隣人」「他人」との調和です。
古くから使われる言葉に「友愛」があります。
※フランス革命:自由、平等、友愛です。
「友愛」(和)を中心に考えると、継続される社会、暮らしやすい社会が創造できます。
それを以降で考えていきます。
「平和が実現される社会」の創造です。
下の絵は「進化経済学」から注目される7つの要素です。
各要素が進化することで経済の動向、未来予測をする訳です。
経済の学習ではありません。
「進化経済学」も興味はあるのですが、これは別途です。
単に「進化経済学」の基本(要素)をあらわす「構造図」(解説補足)です。
ここでは、
「進化社会学」として、進化の先には「平和」(共生)を創造します。
ちなみに下の絵は現代の「新自由主義経済」のキーワードである「利潤」(もうけ:利益)を中心に入れて考えます。
こうすると、現代の経済の進化が見えやすくなります。
「利益」が出る「しくみ」の創造です。
全ての進化の要素は「利益」に縛られているわけです。
「利益」をあげられる人が「成功者」になる訳です。
下の絵は、「進化する社会」の先に「平和」があると考えます。
すると、中心にあるのは「友愛」(博愛、共生、、互恵、助け合い)などが当てはまります。
大事な「商品」は、ここでは「人間の生きる『権利』」です。
どうでしょう、「進化する経済」より「進化する社会」は身近なテーマになりました。
進化する先が「廃墟」ではいけません。
また豪華なお城でもありません。
子供達と普通に暮らせる「家」と「隣人」と「環境」があってほしいのです。
「友愛」をどのように考えるか、そして、各要素との影響を考えるわけです。
下の絵は「進化経済学」の中での「文化的な行動」です。
考えておかなければならないのは、どんなに良い考えでも、社会に「普及」しなければ真のイノベーションではないと言う事です。
例えば、「電気」といえばエジソンですが、エジソンの「直流方式」は工業社会に普及しませんでした。
ニコラテスラの「交流方式」が普及し今日の町の灯りとなっているのです。
「交流方式」が社会の仕組み(7つの要素)を進化させました。
そこには「標準化」や「再現性」が要求されました。
進化する社会は「持続する社会」でもあるわけです。
「持続する社会」は「再現性」です。そして「標準化」もされて誰でもが使えるのです。
現代では障害者も含めた「ユニバーサルデザイン」が主流です。
下の絵は「進化」の話です。
何が進化するのか考えておきましょう。
また、どのように変われば進化かと言う事です。
逆の「退化」についても想像できなければいけません。
図は「知識の進化」です。
1つの例であるのですが、「進化」を表現しています。
下の絵は「知識の進化」の更なる進化です。
そこには「人類共通のテーマ:目標」を考えます。
何の為に知識を吸収するかを共通のテーマとして考える訳です。
皆が創造する「絵」の共通部(真理)は、継続し「心のささえ」となるからです。
「共生社会」、日本を例にすれば、かつては日本に住む人が「日本人」となった要因の1つに「皇室」があるわけです。
皇室が「心のささえ」日本人のアイデンティティがあるのです。
世界は日本のような皇室をもつ国は少ないのです。
つまり、「心のささえ」となる「共生のヨリドコロ」が必要なのです。
「共生のヨリドコロ」となる「進化の先」を考える訳です。
それが、進化の2段階なのです。
※共に心が振るえる想い「共振化」としておきます。
ここでは「民主化」や「公開される議論」をさらなる教育のテーマとしています。
※若干、狭義です。
時代は変化します「進化の3段階やその先」もあるわけです。
進化の7要素もこの観点で考えて行きましょう。
進化しない普遍なもの、「老化」のように「後退:ある意味で進化」するものも考えて見ましょう。
また、「進化」は人間ベースから「法人格(企業等)」ベースも進化の上位レベルでの想定に加えて考えなければなりません。
なぜなら、企業は人格を持った人間の集合体であり、次世代の社会の担い手なのです。
「法人格(企業等)」、企業倫理の確立が現代に必要なのです。
下の絵は進化する社会の内、進化中の現代の社会の絵です。
進化の先の社会のイメージは別途です。
フランスの「基本的人権」獲得の歴史、イギリスの産業革命を通じて獲得した「労働者の権利」の獲得の歴史、
北欧の戦争に蹂躙された歴史から得た「民主主義」と「福祉社会建立」の歴史がありました。
共産主義の幻影に悩まされた「東欧諸国」が資本主義社会に移行もありました。
戦後の荒廃した社会からの復興には「パクス・アメリカーナ」と「マーシャルプラン」、また影として共産主義(「朝鮮戦争」「ベトナム戦争」「冷戦」「代理戦争」)もありました。
※「影」は皮肉にも、戦後の各国の経済復興の原動力にもなっていました。
戦後の「民族自決」「人種差別撤廃」も「国際連合」(国連)を中心として展開・発展してきました。
また「国連」により、「人権・福祉レジーム」は後退することなく、進化し続けています。
人類史に刻まれた、長かった「奴隷社会」を考えると、この進展は何かの間違いかと思わせるほどの「奇跡」です。
実態として「準奴隷社会」「人間牧場」も囁かれ、危惧されています。
社会の進化は「一時的」と考える人がいてもおかしくない状況なのです。
※現代は、明らかに「機械」の時代なのです。
重労働も「ブルドーザー」にはかないません。
そしてロボットやAIの時代なのです。
貧富格差が広がってはいても、あまりの極端な格差は「おとぎ話」の様相です。
逆に「それ」が進化を止める要因を阻害しているのかもしれません。
※進化を拒まない。
人類の歴史で、これほど、多彩な、急激な進歩を経験するのは、「今」が最初で最後かもしれません。
近代においても、「マイノリティー(社会的少数派)」や「障害者」は切り捨てられました。
「養う金は無い。」とです。
現代はなぜ共生が可能になったのでしょうか。
オリンピック開催も、現時点で「資金」があるわけでもありません。
次世代への「借金」(投資)と「借り手の意思」がそれを可能にしているのです。
戦後の復興の「マーシャルプラン」も「投資資金」でした。
日本やアジアの復興も「世界銀行」「アジア開発銀行」からの「融資」があった訳です。
そして、返済のしくみは「税金」なのです。
「税金」を使う建前としても「福祉」「正義」「秩序」「互助」が目的化(目的税)となるのです。
「平和」を探る旅です。
「平和へのアクション101+2」からのメッセージです。
「私たちが望まない世界」のメッセージがありました。
【二つの未来図】のうちの「暴力の世界」です。
また、【市民社会が選ぶ価値】が述べられていました。
当然ですが、「私たちが望む世界」のメッセージもありました。
言葉の意味を噛み締めて「進化する社会」考えて行きたいと考えています。
未来の「社会のしくみ」・・
社会的グルーピング、社会的棲み分け、社会的社会のしくみです。
別途です。
--------以上です。--------------